長崎ひとり旅 〜野崎島・集落跡〜

小値賀島を出発して約30分。
野崎島へと到着しました。この日泊まる宿泊施設(学塾村)の管理人の方が住んでいる以外は、無人の島です。
詳しくはこの辺とかWikipediaとか。

聞こえてくるのは、風の音、波の音、鳥の鳴き声、虫の羽音。
そして私がファインダーを切る音。
(真四角写真は二眼レフのフィルムです。インスタにも上げたけど、やっぱり此方にも載せたいので再掲)

道も石垣も建物もあるけれど、人はいません。
静かな場所とかそんなありふれた表現ではなくて。人の気配がない、のです。

時間が止まってしまった、と言う言い方も違うかな。
時がただ過ぎていくのを、崩れゆく住居達が物語っています。

野崎島には3つの集落があって、ここは野崎集落という所。
他の野首・舟森集落は昭和40年代には集団離村で、ここも昭和50年代から徐々に人が減って平成13年に最後の一人がいなくなったそうです。

剥き出しで転がっているブラウン管も、かつては団欒の中心にあったはず。

もう一つブラウン管。瓦礫の中で太陽に照らされていました。

廃村とは言え、ここに住んでいた人にとっては自分の土地であり故郷。
人がいなくなってしまった、と言うだけであってそれ以上でもそれ以下でもないのです。
(蜂が多いのが唯一怖かったこと…笑)

一体この木はどうしてこうなった…
人の手が入らない分、雨風の過酷な環境に晒され続けたからでしょうか。

ものすごい立派に入り組んだ根っこはアコウ樹かな?

風がかなり強い以外はとても穏やかな晴れの日で、木漏れ日が凸凹な地面に模様を描いていました。

割れずにずっと転がっている瓶。
海岸より少し丘側なので、流れ着いた訳ではなく、この辺りにあったものなのだと思います。

今度来たら、どうなっているんだろう。

残っているかもしれないし、そうじゃないかもしれない。

ある時突然人類が滅びたらどうなるか?と言うシミュレーションCGを見た記憶があります。
人工物が長い時を経て自然に取り込まれてゆく世界。

その世界みたいに、今此処にある建物は最早島の自然の一部になっているのかな、と思いました。
(まだ私有地ではあるし、人々は心苦しい決断をして去っていったのだから、パッと消えてしまった訳ではないと言う点では全然違うけれど)

時々刻々と、自然を、全てを受け入れ続けている。

小値賀のこぢんまりとしつつも人々の活気に溢れた港を見てから来たので、
此処にもそんな光景があったのだろうなぁと思うと、何とも言い難い気持ちになります。

ちなみに、全く写ってませんが綺麗な建物もあります。
野首教会とその地区(他、長崎の隠れキリシタン関連地域)を世界遺産に!と言う事で港に観光客を迎えるためのビジターセンターを最近作ったみたいです。
そこだけピカピカと人工物感が凄くて、浮いて見えるのは仕方ない。かな。

なぜか挟まってるノギス。ノギス。(言いたいだけ)

さて、この立て看板に従って…ではないですが、少しだけ山道を超えて、そろそろ野首協会の方を目指します。
(一緒の船にで来たご夫婦はとっくの昔にそっちへ向かっていました。既に1時間以上経過)

少し登ったところにあるコンクリートの建物は、あまり劣化もなく、人がいてもおかしくないような雰囲気。
(少なくとも外観はね)

写真の真ん中ちょい右に見える建物はさっきまで居た港。
此処まで登って来ました。(と言っても、10分もかからないくらいです)
島の形がはっきりと分かるほど、素晴らしい見晴らし。

 

振り返った反対側には……

 

エメラルドグリーーーーーーン。

これまでの人生で最も美しい海でした。少し前に見た、モアナの世界みたい。
ヴィヴィッド設定で撮ってるとはいえ、jpeg撮って出しなんやで。。

 

海を左手に見ながら更に進むと、もう一つの集落、野首地区へとやって参りました。

ちらっと見えたところで、いい加減長くなりすぎたので、野崎島後編へ続きます。笑

chalee

カメラが好きな人。Nikon Df/ Nikon D3100/Meopta Flexaret IV / PENTAX Q7/ iPhone6/THETA S

2件のフィードバック

  1. 2017-06-30

    […] 野崎島続き。 少し小高い丘のような場所に、その教会は建っていました。 […]

  2. 2017-07-08

    […] 〜長崎市巡り〜 〜中通島(上五島)〜 〜小値賀島〜 〜野崎島・集落跡〜 〜野崎島・旧野首教会〜 […]

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