長崎ひとり旅 〜野崎島 旧野首教会〜

野崎島続き。
少し小高い丘のような場所に、その教会は建っていました。

美しい。
17世帯の住民達が日々のお金を工面して建造資金を捻出し、明治に建てられた教会です。
立派な煉瓦造り。小さな島だけれど、此処に住んでいた方々の信心深さ、教会という存在への思いの強さを感じました。

中は撮れないのです…残念。
というわけで外からステンドグラス。木を削り出して作られているガラス枠で、よーく見ると少しづつ形が違います。
それがまた味わい深い。。

翌日小値賀に戻ってから集団離島前の最後のミサ写真を拝見したのです。
当たり前に傍にあった大切な場所。そこから去らざるを得ない状況がどれほど辛いか。実際の教会を見たからこそ、ぐっと来るものがありました。

モノクロはフィルムに任せて、青写真風。影アートはどこにでも。

何のテレビ番組だか忘れたけど、ぼんやりと無人島の自然の中にポツンと建つ赤煉瓦の映像の記憶が残っていて。
夢だと思っていたのに、本当にその景色はありました。

フレクさんは1950年代生まれだからまだこの集落に人が居た時。
ほんの少しだけ、ファインダー越しにその時の空気を感じられたかな。
ズームレンズを犠牲にして持ってきた甲斐がありました。

 

15時野崎島発で小値賀島へ日帰りできるようにはなってるのですけど、ここは折角きたので泊まります。
夕焼けと朝焼けと星空が見えることを期待して!

島唯一の宿泊施設 野崎島自然学塾村 は元小・中学校。夏はキャンプなどの受け入れもしてるようです。
林間学校みたいでワクワクする大部屋、、、に一人。(笑
ちなみに野崎島の宿泊やツアーは7日前までの予約が必要です。(ギリギリ滑り込みの日に予約した人)

大学の時居候していた宿を思い出す香りの厨房。
勿論買い物など出来ないので食料持ち込みです。お湯沸かし仲間は、朝一緒の船で来た千葉のおばさま。
夜は怖くて一人で此処に泊まろうなんて考えられない、すごいね、と言われたのですけど、都会で一人よりも圧倒的に穏やかに過ごせる自信がある。。

 

腹ごしらえが住んだら先ほど見えた海岸の方へ。

風が強い!けどなんのその。
青い空、蒼い海、圧倒的自然。

漂流物を見つけるとDASH島ごっこをしたい気分に……笑

どんだけ頑張って写真を撮っても、360度広角を持ってしても、目の前に一杯に広がる景色を超える事は出来ませんでした。
これは訪れた人だけの特権。ほくほく。

そうこうしている内に(この日も一度昼寝を嗜みつつw)、日が傾き始めて。
同じ教会だけれど、日が差す方向が変わってまた違った顔に写ります。

後日何のお伺いに来るのだろうか……

昔の写真資料風。

これは教会というより建物そのものの重厚感重視で、ドッシリ格好良く。
此処ぞとばかりに構図と設定を変えて、この時間はとにかく写真を楽しみました。

そして夕暮れ。
東の空、青〜コーラルピンクのグラデーションを臨む。

野生のキュウシュウジカが其処彼処におります。
あ、すみません、そこ通してください…と何度お願いしたことか。笑
まぁ島の主は彼らの方なので、来訪者は大人しく過ごします。

沈むギリギリまで待つと真っ暗になって帰れなくなりそうだったので、ちょっと早めに退散。

御名を崇めさせ給え、御国を来らせ給え。

 

そして学塾村に戻ってから晩御飯。
実はその日宿泊していた方と昼間少し話して、食材が余っていると言う事で夕食にお呼ばれしちゃったのです。

お会いしたのは繁延あづささんと言う写真家の方。

超一般人アマチュアな私ですけど写真を撮っている者として、不思議なご縁を(勝手に)感じました。
昨年に「長崎と天草の教会を旅して」と言う書籍を出版され、素敵な写真と文章で長崎の教会の魅力を紹介されています。


(夕飯のお礼が全く出来ないままお別れしたので…せめてこの弱小趣味ブログでご紹介を…!)

途中から学塾村の管理人の前田さんとも食卓を囲み、野崎島の事をたくさん教えていただきました。
何も知らないまま来てしまった自分を反省しつつも、今話を聞けたからこそ、また新たに訪れる楽しみが生まれた事も確かで。こうした一期一会が自分自身の糧になっていくんだな…と実感。

次必ず行きたいと思ったのは、王位石(おえいし)。
はるか昔から島に在り、自然の形か人工物か全くの謎、更に石の近くでは磁場が狂うとか…何と言うミステリアスな場所…!

 

そして気づけば夜。
すこーしだけ外へ出ます。(マムシやらが出る恐れがあるのであまり外に長居は出来ないのです)

満天の星空でした。

三脚を持ってないから、写真は窓辺固定で部屋の中から撮ったもの。それでも天の川が此処までくっきりと。
周囲は海、風が強かったおかげで霞も取っ払われ、月もなし。最高のコンディションだったみたいです。

 

ただただ幸せだった、とだけ。

 

翌朝も美しい朝焼け。

もう本当仕事辞めて来てよかった…(語弊がある)

朝日を見ながらうっかり旅の総括をしそうになりましたが、またあと1日分記事が残っているので、ここは何とか堪えます…笑
フィルムはEktar100。コダックカラーに焼けた空。

その日の夜にはもう大阪着。
最後の1日も、楽しみましょう!

chalee

カメラが好きな人。Nikon Df/ Nikon D3100/Meopta Flexaret IV / PENTAX Q7/ iPhone6/THETA S

1件の返信

  1. 2017-07-08

    […] こちら歴史民俗資料館。(¥100) 中も写真撮れるのですけど、これ一枚です。 と言うのも、1時間以上館内を学芸員の方にマンツーマンで解説して頂いていたから。なんと言う贅沢…! (前回ブログで紹介した書籍を読んで初めて気づいたのですが、小値賀島唯一の教会の管理もされている土川さんと言う方でした) […]

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